スピリチュアルに携わっていると、「なぜ占いは当たるのかわらない」「占いの根拠がわからない」といった声をよく耳にします。
占いの方法には思考で判断するものと直感で判断するものの2種類があり、このうち直感で判断するものは現代の科学では証明することが難しいといわれています。
この記事では、占いがどんなものなのか・占いの種類などについて紹介します。
占いって簡単に説明するとどんなもの?
占いとは、心の中・運勢・未来などの予知できないものについて判断したり、予言したりすること、もしくはその方法のことをいいます。
自分の選んだことが、どんな結果に繋がるか吉凶を予測するのです。
また、占い師で有名なゲッターズ飯田さんは、占いは運勢の流れに乗るためのものだと話しています。
このように占いは地図のような面もあり、姓名判断や西洋占星術ではその人の人生の縮図がわかります。
占いの歴史
占いは、地域・文化・宗教・政治などに関わるものとして昔から使われてきました。
日本で特に知られているのは、戦で占いに頼る人や政治で呪術を使う人も多くいた弥生時代です。
弥生時代には、ト骨といって、鹿の肩甲骨に焼いた棒を当て、ヒビの入り方を見て吉凶を占っていたことがわかっています。
占いのメリットは予想外の経験ができること!
占いのメリットは、自分では思いつかない価値観から物事を判断し、選択できることにあります。
占ったことで思いもよらなかったことを経験できるのです。
ほかに、チャンスをつかみやすくする効果もありますが、行動して継続しないと形にならないため注意しましょう。
占いに科学的根拠はあるの?
自分の直感を信用できる人は科学的根拠を必要としません。
直感より根拠や論理を重要視する人には占いを信じない人も多く、根拠を気にする傾向があります。
また、実際に1974年にイギリスの雑誌「ネイチャー」に掲載された占星術の論文によると統計から証明できることがわかっています。
ネイチャーによると分子生物学者にはおひつじ座生まれの人が多く、生まれた日によって性格や職業の系統が決まると考えられています。
占いが当たらない人の特徴3つ
占いが当たらない人には変わることへの恐れから行動しないなどの特徴があります。ここでは、占いが当たらない人の特徴について解説します。
①占いの結果が良かったので行動しなかった
占いの結果が望んでいた通りだったからといって、何の行動もしていないのに結果が出るわけではありません。
あの有名な引き寄せの法則でさえ、寝ているだけでは願いを叶えることはできないでしょう。
②変わるのが怖い
変化にはほとんどの場合、破壊と再生がともないます。
そのため、このままでいたいと望めば望むほど行動できなくなるのです。
なかには、占い師のアドバイスを拒絶したり、強い抵抗を見せる人もいます。
この場合は、潜在意識レベルで気づいたことがあったり価値観が書き換わるようなことがあると、自分に嘘がつけなくなります。
急な失業・友人や仲間との縁が切れる・引っ越し・経済的な困窮など、人生の壁ドンのような状態に追い詰められることがほとんどです。
また、こういったことは人生の転換期によく起こります。
③占い師に嘘をついている
大切なことを隠したまま占い師に相談しても、占いが当たらない原因になります。
特に高次元の存在からメッセージをうけとる場合、本来必要としていることと違う質問をしていることになるからです。
一方、占い師によっては嘘をついても見透かされて厳しい助言をされる場合もあります。
ただし、嘘をつくぐらい不安に思ったり、幼少期の経験から恐れの気持ちが大きかったことを察して寄り添ってくれる占い師もいます。
心理学的にみて占いを信じる人ってどんな人?
占いが当たる心理的なからくりとして「バーナム効果」というものがあることが、公益社団法人日本心理学会によるとわかっています。
確証バイアスといって、占いの結果を肯定するために占いの結果が的中したような情報を無意識に集めてしまうのです。
占いが好きな人ほど、誰にでも当てはまることでも占い師に言われたというだけで的中したと感じやすくなります。
心の病を持つ人が占いを受けると、実際は全然当たっていないのに現実の方を歪んでとらえてしまう人も稀にいるため注意が必要です。また、精神疾患のある場合は占いを断る場合もあります。
占いは大きく分けて4つの種類がある
占いは大きく分けて命・ト(ぼく)相(そう)・霊の4種類があります。ここでは、占いの種類について詳しく解説します。
①命術占い
命術占いとは、生年月日や生まれた土地から運命や宿命を、統計学を使って占う方法です。ここでは、人気の西洋占星術・四柱推命・九星気学・数秘術について解説します。
西洋占星術
星占いでもよく使われる西洋占星術は生まれたときにあった星の位置や、現在の星の位置を見て個人の運勢や社会全体の流れをみることが可能です。
四柱推命
生年月日・生まれた時刻を使って占います。生まれ年・生まれ月・生まれた日・生まれた時刻の4つの柱から命式と呼ばれる人生の表を作ります。この方法は、古くから中国で政治にも使われてきました。
九星気学
9つの気の種類・干支・五行を組み合わせて占うのが、九星気学になります。
九星には一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の9つがあり、例えば一白水星には「始め・交わり・忍耐・腎臓」などの意味があります。
また、五行は木・火・土・金・水の5つの自然元素からなるもので、人々の暮らしに必要とされるものから運勢を占います。
数秘術
数秘術は生年月日を使った統計学で、性格・才能・運命・運勢・人生のテーマなどが占えます。ほかに、相性占いも可能です。
②ト(ぼく)術
ト(ぼく)術は数字・文字・形を守護霊などの存在からのメッセージとして伝え占います。タロットやルーン占いなどがあります。
タロット
スプレッドといって、独特の形にカードを展開して並べるのが特徴です。
占いに使うトランプのようなもので、騎士3枚・切り札22枚のカードが加わっています。
タロットはこのまま進むと訪れる未来を予知するためのもので、行動や選択を変えることで未来を変えられる可能性が高くなるのがメリットです。
ルーン占い
古代ヨーロッパ時代に使われていたルーン文字を刻んだ木のかけらや石を利用して占います。
ルーンには秘密という意味がありシンボルや数字が刻まれていて、昔は呪術や魔術にも使われていました。
また、ルーン占いは北欧神話にも登場します。
③相術
相術は、手相・顔相・形などをもとに統計を使って運勢を占うものです。
短期間に関する占いよりも、長期的な占いに向いています。
相術を使って占う方法には手相占い・姓名判断・人相占い・夢占い・風水などがあります。
④霊術
霊術は霊能力者が使える占いで、幅広いジャンルの占いに対応できるのが特徴です。統計を参考にしないため、占い師の技量や価値観によって占い結果が変わることがあります。
オラクルカード
オラクルカードのオラクルには「神託」という意味があり、霊能者であれば神からのメッセージをおろして霊視からもメッセージが伝えられます。
また、精霊からメッセージを受け取ったり、チャネリングでメッセージを伝える占い師もいます。
オーラ鑑定
健康状態・感情・記憶などの情報を読み取って占います。また、霊能者によってはオーラを整えることも可能です。
チャネリング
高次元の存在とつながってメッセージを伝えることで占います。
宇宙存在からメッセージを受け取るのが特徴です。
ユタやイタコは守護霊やご先祖さまなど死者からのメッセージを受け取るのに対して、沖縄の神人(かみんちゅ)などは神仏から直接メッセージを受け取って伝える能力を持っています。
まとめ
ここまで、占いがどういったものなのかについて、その根拠や種類について解説しました。
占いの方法には大きく分けて過去のデータを参考に統計や規則を基に占うものと、直感や第6感を使ってメッセージを受け取ったり霊視によって占う方法があります。
進む方向がわからないときは霊視を、方向はわかっているけれど具体的な方法がわからずに困っているときは統計を基にした占いを参考にするとより現実的な結果を手にしやすくなるのでおすすめです。
占いを受ける時に自分に合った占い師を選ぶ参考にしたり、自分で占うときにも参考にしてみてくださいね。
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